女子高生が白狐の許嫁!?
手を引っ張られたまま、

廊下で白夜と出会う。

「おぉー!音春ちゃん!おはよ。

よく寝れた?」

「うん!白夜のおかげで寝れた!

ありがとね。白夜。」

白夜は顔を少し赤くしながら

「どういたしまして。

ていうか、

朝からその格好は刺激が強すぎるなー。」
そう白夜に言われて、

自分が下着とそれを隠すための布を羽織っているだけだった事を思い出す。

音春は顔を真っ赤にして、隠す。

「かわいいなー。

てかお前はなにしてんの?

李斗。」

「お前に関係ない。ほら。いくぞ。」

そそくさとその場を去る李斗。

音春は白夜に手を引っ張られ

「音春ちゃん!

これ!」

そういうと、

現代でいう

パーカーみたいなものを貸してくれた。

「ありがとう!白夜!」


「その布なんかよりましでしょ!

どういたしまして。」


白夜は廊下を進んでいった。




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