女子高生が白狐の許嫁!?
「あら、李斗♡

おはよ。

朝からどーしたの?

音春ちゃん引っ張って。」

「カオルさん!

おはようございます。」


「あら、名前覚えててくれたのね音春♡」

「はい、綺麗な方だったので

あと女性だったので!」

音春がそういうとカオルさんは音春に近づき、

優しく微笑み

「あら、嬉しいこと言ってくれるわね♡

ありがとう♡」

よしよしと頭を撫でられた。

ほっと安心感が生まれた。

「そうそう、李斗。

用があるんだけどー。」

李斗の空いた手に腕を回すカオルさん。

「悪い。あとでな。

じゃ。」

カオルさんの腕をはらって、

さらに進む。

「あら。もー。

あの子に夢中ね。」

腹を立てながらカオルはその場を去った。
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