女子高生が白狐の許嫁!?
やっとの思いで李斗の部屋についた。

「・・・俺はお前の夫だぞ。」

「・・・いつからそうなったの!?」

驚く音春をよそに李斗は話を続ける。

「部屋に呼んだのは・・・

音春、今日夜俺の帰りを寝ずに待て。」

「はい?」

意味がわからず、

間抜けな返事をする。

「今日、俺らはちょっと用事があるんだ。

それで、お前とカオルだけがここに残る。」

「は、はぁ。」

「だから、寝ずに俺らの帰りを待っとけ。

いろいろしてもらうことがある。」

「話は分かりましたけど・・・

何をしに?」

「・・・それは言えない。」

李斗はそれ以上答えない。










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