女子高生が白狐の許嫁!?
「それ以来、

李叶は''人間''っていうものを

信じれなくなっちゃったの。

・・・私もそうよ。

ここにいるみんな。

音春ちゃん以外みんなそういう理由で

ここに住んでるの。

だから、

私もみんなを支えてあげなきゃって思ってるの♡」

話を聞き終わった音春の目から

大粒の涙がこぼれる。

「李叶・・・。

みんなも・・・そんなことが・・・

カオルさん・・・辛かったですよね。」

「・・・音春ちゃん。

李叶は今までここに人間を連れてきたことはないの。」

「・・・え?」

「なんで、

李叶は音春ちゃんを連れてきたのか、わかる?」

「わからない・・・です。」

「あたしは分かる気がするな・・・。

音春ちゃん連れてきた理由はきっと・・・」

カオルは泣き続ける音春を優しく抱きしめながら、言う

すると・・・

玄関の提灯が光る。

「・・・あ、帰ってきたわよ♡

ほら、涙ふいて!お出迎えは必ず笑顔で。

わかった?」

「は、はい!」
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