女子高生が白狐の許嫁!?
そういって、音春の涙を着物の袖で乱暴にふく。

目を向けると、

血だらけになったみんなが帰ってきた。

きっと激しい闘いだったのだろう。

音春は初めて見るくらいの血の量に驚く。

「おかえり♡

・・・お疲れ様。

けっこう、やられたわね♡」

笑顔でみんなにいう。

「・・・ただいま。

カオル、音春。

よく起きてたな。音春。」

よしよしと頭を撫でる。

すると、

音春は思いっきりみんなに抱きつく。

「わっ・・・!

い、いきなり、どうしたの?」

「・・・みんな辛かったよね。

グスン・・・。






これからは私も皆のこと守りたい。

グスン」
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