女子高生が白狐の許嫁!?
「・・・酔っ払い。」

「酔ってねーよ。」

「フフッ。

酔ってるじゃん!」

赤くなった李叶の頬を

つんつんしながら笑う音春。

「じゃー、確認しろよ。」

「どーやって?」

「こーやって。」

李叶は音春の顔を引き寄せ、

キスをする。

長めのキスに苦しむ音春が

李叶の肩をバシバシ叩く。

「・・・はぁはぁ。

窒息死するってば。」

「どう?酔ってた?

俺。」

「酔ってましたー!

お酒臭いし。」

「お前に酔ってたのかもなー。」

ぼそっと酔っぱらいに言われた

音春は顔を赤くして、

顔を反対に向ける。

胸のドキドキが増加していく。

「・・・ん?なに。

なんで照れてんの?

変な奴だなー。」

といいながら耳を噛む李叶。

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