女子高生が白狐の許嫁!?
音春が次に向かった場所は呪術訓練室。

襖を開けると湊叶と斉御司という

異質なペアが待っていた。

「・・・遅い。何時だと思ってる?」

「・・・いいじゃん。少しくらい!

大丈夫だよ。音春ちゃん。おいで。」

「湊叶はまったく・・・」

呆れた顔で言葉を止める斉御司。

「ここでやるのは敵を倒すための

呪文を訓練、練習する部屋だよ!」

「・・・呪術はそう簡単には覚えることは不可能だ。

練習が必要な技だ。」

「はい!がんばります。」

「俺たちが教えるから安心して!

ね?冬青」

「・・・」

「無視かよ。感じ悪!」

なにか気まずげな空気が生まれる。

「・・・じゃ!

やってこっか!」

「は、はい!」

呪術は11時30分から1時まで。

呪術は2時間もやっていると、

普通の人間は失神して倒れてしまうという特性があるため、

1時間30分までが限界なのだ。

1時間30分があっという間に終わるくらい楽しい訓練(正確には話し聞いて終わった)

になった。





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