女子高生が白狐の許嫁!?
「疲れたー!

・・・いろいろやったなー。今日。」

李叶の部屋の風当たりのいい縁側に座る。

「おつかれさま。」

頬に冷たいお茶があたった。

「・・・冷たっ!」

「ハハッ。はい。」

「ありがとう。」

「どーだったの練習は?」

「・・・んー、まだまだだなー。」

ブッ と吹き出す李叶。

「なんで笑うのー!?」

「いや、

初日から完璧に出来るやつなんていねぇーから。」

「これ毎日なんだよね。」

「おう、そうだな。」

「・・・頑張れるかな。私。」

目を閉じて、

風を浴びる音春の頭を

ポンポンと優しく撫でる李叶。

「頑張れる、

音春は絶対。俺が保証してやるよ。」

「わー、頼りないな。」

「あー?なんだとー?」

「なんでもないでーす。」

2人は笑顔で笑い出す。

「そろそろ寝るか。」

「よいしょっと。

部屋戻ろ・・・」

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