女子高生が白狐の許嫁!?
「・・・出たくないよ。」

「音春・・・。」

音春は出たくないという選択肢をだす。

「俺らが全力でサポートするから・・・。」

「・・・人数合わせのために私を使う。

死ぬかもしれないんでしょ・・・?

怖いよ・・・。


私をおとりにでもしたいの?」

「・・・誰もそんな事言ってないだろ!」

感情的になった李叶の口調に驚く音春。

「・・・わ、悪い。

強く言いすぎた。」

「・・・もういい。


出てって。」

「おと・・・」

「出てって!」

「・・・」

無言で部屋を出る李叶を見送ることもなく

布団に潜る音春。

「・・・なんなの。」

ぼそっと独り言を呟いて眠りについた・・・。




< 69 / 164 >

この作品をシェア

pagetop