女子高生が白狐の許嫁!?
その後の音春と李叶は今までと違い、

音春が李叶を避けるようになった。

「・・・おはよー、音春。」

「おはよ。」

挨拶をしても帰ってくるのは

素っ気ない一言だけ。

音春は欠かさず行っていた練習も

いかなくなった。

みんなが声をかけても音春が来る気配はない。

「・・・李叶。

お前、音春と何があった?」

「そーそ!気になってたんだよねー!

最近2人仲良くなくない?

喧嘩でもしたのー?」

「・・・放っとけよ。」

斉御司と湊叶の軽い口調にキレ気味で反応する李叶。

「放っとけないから聞いてるの!

音春ちゃんが元気ないのが嫌だし、

李叶も元気ないし・・・」

「・・・湊叶。」

すると、

斉御司は はっ っとした表情で

< 70 / 164 >

この作品をシェア

pagetop