女子高生が白狐の許嫁!?
朝、起きた音春の頭には

数日前の李斗の言葉が

まだしっかりと染み付いていた。

『音春、お前を今度の・・・


東雲戦に補助として出てもらう。』



つい、あんなきついことを言ったけど

李斗はきっと私をおとりにするために

出そうなんて思ってない。

本当に困っている。

私が出れば・・・なんとかなる。

なのに

なのに、

数日前の私は急に好きな人に言われ、

パニックになって、

あんなきつい言葉を言ってしまった。

(あの時・・・

言いすぎたな。)

行くのは怖い。

でもみんなをちゃんと支えたい。

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