女子高生が白狐の許嫁!?
(みんなの役に立つ。

自分の身を呈してでも・・・)

その言葉は音春の心に突き刺さった。

「・・・さぁ、さぁご飯食べましょ♡

ほら、いくわよ。みんな待ってるから。」

「はい。カオルさんありがとう。」

ニッコリと微笑んだカオルさんに

手を引かれみんなの待つ食卓へと向かう。

・・・

音春の心に残った選択肢は

一つしかなかった。
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