女子高生が白狐の許嫁!?
「・・・いててて。大丈夫?音春ちゃん。」

「あ、ありがとう。私は大丈夫。

湊叶くんは?」

「大丈夫だよ。

でも・・・音春ちゃんの胸が当たってる。」

見ると、音春は湊叶に抱きついた形になっている。

「あ、ごめんね。離れる・・・」

離れようとする音春の腕を掴み、

湊叶は自分の腕の中に包み込む。

「湊叶・・・くん?」

「俺、酔っちゃったかも。


・・・帰ろっか。」

「なんか・・・

頭痛いし、くらくらする。」

お酒を少しだけ飲んだ湊叶と

二口ほど飲んで酔ってしまった音春は

そのまま店を出る。








その後2人が家に着いたのは深夜3時だった。
< 89 / 164 >

この作品をシェア

pagetop