女子高生が白狐の許嫁!?
暗い森の道を走り抜けた音春たちの

目に移ったのは・・・。



大きな建物だった。


暗くてよくは見えないが

真っ白な壁の建物だということはわかった。

玄関らしき入口の両サイドには

狐の置物が置かれていた。

というより祀られていたの方が正しい。

広い土地にある大きな池。







きらきらと輝く屋根。






明るい部屋から聞こえてくる賑やかな声。

全てにみとれていた音春に

斉御司は言った。

「・・・いくぞ。」


「は、はい!」

音春は斉御司に引っ張られるがままに

建物の中へと入っていった。

< 9 / 164 >

この作品をシェア

pagetop