女子高生が白狐の許嫁!?
・・・

静まり返っている廊下を

酔った音春の手を、

湊叶がゆっくりと引きながら歩く。

「ついたよ。音春ちゃん。」

「・・・んー。」

部屋に着くと、湊叶は布団を敷き、

音春をその場に連れていく。

「・・・ありがと〜。湊叶く〜ん。」

「・・・完璧に酔っ払ってるな。」

「湊叶くん〜。寝よ〜。」

そう言うとポンポンと布団を叩く音春。

「・・・いやー、それはまずいって。

俺、李斗になんていわれるか・・・」

「ん〜、大丈夫だから〜。き〜て。」

完全に酔いが回った音春はさらに強引になる。

「・・・わ。」

湊叶を布団へと引きずりこむ。

「強引だなー。音春ちゃんは。


・・・理性保てなくなるって。」

「ん〜?ど〜したの〜?」
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