女子高生が白狐の許嫁!?
瞬間・・・

安心したせいか音春が泣き出す。

顔は赤く、体が熱い・・・。

「音春。お前・・・酒飲んだのか。」

「・・・ほんのちょっとだよ。

9?とかなんとかいうやつ。」

「9って・・・アルコールの度数だよ。

そんなん飲んだら1発で酔っぱらうって・・・

わかった。ほら、布団。」

音春が風邪をひかないように、布団を体にかけてやる。

そして音春に背を向け、湊叶の方に行く。

「・・・おい湊叶。

お前、覚悟があってこんなことやったんだよな。」

「・・・。」
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