笑顔を持たない少女と涙を持たない少年
「まずはここで俺たち2人で、少し好きなように生きよう、そして時が来たらそんとき、普通の生活をすればいいんだ、我慢したり、無理したりすればいいんだ」
そうか。
私は、そうすれば良かったんだ。
最初から無理していても、笑えるはずなんてない。
見た目は優等生でいられたかもしれない。
だけど中身がついていかなくて、だからうまくいかなかったんだ。
両親の“本当の幸せ”はなんだろう。
私が優等生でいることだろうか。