笑顔を持たない少女と涙を持たない少年


でも。


「心配してくれて本当にありがとうねっ、みぃ」


彼女の笑顔は、太陽のようで。


どんなときも前向きで、明るくて。


自分の好きなことをして生きている姿は、本当に生き生きとしていた。


そう、だから私は、りぃに憧れていた。


今日、奏に言われたあの言葉。


“優等生やめちゃえよ”。


凄く、突き刺さった。

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