笑顔を持たない少女と涙を持たない少年
私は周りの人たちのおかげで、ここまで変われた。
新しい自分、本当の自分に出会うことが出来た。
私はふと、鏡越しに見えたその自分の胸元に揺れるネックレスに目をやった。
このネックレスは、きっと両親からの応援の気持ち。
あのときから、いや、私が生まれたときから。
私は“笑える私”になるために、たくさんの何かに、たくさんの誰かに支えられて生きてきた。
私が一番輝く、その一瞬のために。
たくさんの想いを込めて、一緒に歩いてきてくれた人たちがいた。