笑顔を持たない少女と涙を持たない少年
「誰かと同じ感情や時間を共有して、笑ったり、泣いたりできることが、きっと一番幸せなことなの、それは当たり前なんかじゃない、本当に大切にすべきことなの」
当たり前のことなんて、きっとどこにもない。
生きている私、全てに起こることが、きっとかけがえのない特別なことで。
それはあまりに多くの出来事に飲み込まれたり、くねくねと曲がった道に迷うことで、見失ってしまいがちだ。
そのときには一度立ち止まって、周りを見渡してみようと思う。
変わらない人たちと、変わらない風景。
これまでの私を支えてくれた、多くの出来事たち。
ないものを埋めようとして生きることも時には大切だけど、今あるものに感謝して生きることを忘れてはいけない。