空と海と大地と…
私は彼に電話をした。



「もしもし?どうしたの?」



彼には滅多に電話なんかしないから、少し驚いたような声だったが、いつも通りだった。



「今どこ?」



「え?家だけど…。」



私は少し安心したが、
事件は1時間後。



「今日は家にいて!」



「……なんで?」



彼に理由を聞かれたが、
答えなかった。



そのまま特に何も話さず電話を切った。



しかし心配な私は家を飛び出した。



ちょうどその時、大地が家の前にいた。


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