イビツな花火〜my story〜
気がつけばあと5分で19時。

「ヤバっ!!」


涙を拭きながら鏡を見ると、
相変わらずヒドイ顔。


化粧直ししたところで修正不能だろう。
ゆうと智也に会うのに顔なんてどうでもいい。そのまま家を出た。



冷たい風がビュンビュン吹いて
凍りつく様な寒さの中家の近くの公園へ向かう。



あの2人は来るかわからないけど
約束したことを後悔した。


寒すぎる…。



公園まで行って2人がいなかったらすぐ帰ろう。いてもすぐ帰ろう。
半分冗談で言った花火もこんな真冬にやるもんじゃない…




真っ暗な道をひたすら早歩きで歩いて
やっと着いた小さな公園。
やっぱり2人は……








「居たぁぁぁ〜♡」



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