イビツな花火〜my story〜
「亜由菜。」
「えっ?」
「わたしの名前。亜由菜だよ」
「あぁ〜そうなんだ。
でっ?お前が花火やりたいって言ったの?」
名前…覚える気ないのね。
”お前”って…。
「うん。わたしが言った」
「なんでこの時期に花火なんだよ」
向こうで噴出花火や打ち上げ花火が次々と上がっていく。
”花火やりたい”って言った理由。
そんなのなくて、ただの思いつき。
まさか本当に実現するとは思わなかったけど…花火なんてしなくても
あの2人と、この公園に集まれたらそれだけで良かったんだ。
「う〜ん……花火ってさぁ、散るじゃん?わたしの恋も、今日の朝4時に散ったの。だからさっ…なんとなく。」
なんとなく今思いついた事を言ってみた。
上手いこと言うじゃんわたし!なんてちょっと思ったり。
「へぇ〜。」
ん?
ぇえーーーそれだけ?
それだけですか?自分から聞いておいて?!
失恋した話もしてるんだよ?
興味なしですか?
「あとね、この公園好きなの。
ブランコあるし星が綺麗に見えるし…
あの2人との集合場所はいつもここだし。嫌なことあったらいつも来るんだぁ〜
」
懲りずに自分の情報を話しまくっている…
あれ?わたしこんなに話すタイプじゃないのに…。
聞かれてもいないのに何ペラペラ
喋ってるのぉ〜。
本当、ペース乱されてる。
「へぇ〜」
また…あのたくさんの言葉に対して
たった2文字。
もうペラペラ喋るのやめよう…
なんて一気に俯き加減になった。
ずっと遠くを見ているりゅう君。
それは花火を見ているのか、空の方を見ているのか…わたしにはわからなかった。
なぜあなたはそんなに寂しそうな…
孤独そうな目を、表情をしているの?
「ねぇ…りゅう君。線香花火しよ?」
「えっ?」
「わたしの名前。亜由菜だよ」
「あぁ〜そうなんだ。
でっ?お前が花火やりたいって言ったの?」
名前…覚える気ないのね。
”お前”って…。
「うん。わたしが言った」
「なんでこの時期に花火なんだよ」
向こうで噴出花火や打ち上げ花火が次々と上がっていく。
”花火やりたい”って言った理由。
そんなのなくて、ただの思いつき。
まさか本当に実現するとは思わなかったけど…花火なんてしなくても
あの2人と、この公園に集まれたらそれだけで良かったんだ。
「う〜ん……花火ってさぁ、散るじゃん?わたしの恋も、今日の朝4時に散ったの。だからさっ…なんとなく。」
なんとなく今思いついた事を言ってみた。
上手いこと言うじゃんわたし!なんてちょっと思ったり。
「へぇ〜。」
ん?
ぇえーーーそれだけ?
それだけですか?自分から聞いておいて?!
失恋した話もしてるんだよ?
興味なしですか?
「あとね、この公園好きなの。
ブランコあるし星が綺麗に見えるし…
あの2人との集合場所はいつもここだし。嫌なことあったらいつも来るんだぁ〜
」
懲りずに自分の情報を話しまくっている…
あれ?わたしこんなに話すタイプじゃないのに…。
聞かれてもいないのに何ペラペラ
喋ってるのぉ〜。
本当、ペース乱されてる。
「へぇ〜」
また…あのたくさんの言葉に対して
たった2文字。
もうペラペラ喋るのやめよう…
なんて一気に俯き加減になった。
ずっと遠くを見ているりゅう君。
それは花火を見ているのか、空の方を見ているのか…わたしにはわからなかった。
なぜあなたはそんなに寂しそうな…
孤独そうな目を、表情をしているの?
「ねぇ…りゅう君。線香花火しよ?」