イビツな花火〜my story〜
ピロ〜ン♪
と空気を読まず鳴ったのはわたしの携帯で、どうせ間の悪い麻耶からのメッセージに違いない。
その音は公園にいる人にも聞こえたようで、明らかにこっちを見ているのがわかる。
向こうからどう見えているかわからないけど、公園の入り口に立ち止まりソワソワしているわたしは怪しすぎる。
もうユーターンは出来ない…
なんとなくそう思って、あたかも今来ました的な雰囲気で公園に入ってしまった。
公園に足を踏み入れて、すぐ右側に大好きなブランコがある。
その奥には子供用の滑り台。
滑り台とブランコの間にベンチがポツリとあるだけのとっても小さな公園。
わたしはブランコに乗りたいけど…
ブランコを囲う柵にその人は座っていて
しかもブランコ側を向いている。
気まずいけどここへ来てブランコに乗らないなんて無理!もうこの際何も気にせずいつも通りこの公園で過ごそう。
携帯の画面を見ながら気を紛らわせて、ブランコへ直行したその時
雲の隙間から月の光が二人を照らしたんだ。
「えっ……えーー!
なんで?ここで何してるの?」
と空気を読まず鳴ったのはわたしの携帯で、どうせ間の悪い麻耶からのメッセージに違いない。
その音は公園にいる人にも聞こえたようで、明らかにこっちを見ているのがわかる。
向こうからどう見えているかわからないけど、公園の入り口に立ち止まりソワソワしているわたしは怪しすぎる。
もうユーターンは出来ない…
なんとなくそう思って、あたかも今来ました的な雰囲気で公園に入ってしまった。
公園に足を踏み入れて、すぐ右側に大好きなブランコがある。
その奥には子供用の滑り台。
滑り台とブランコの間にベンチがポツリとあるだけのとっても小さな公園。
わたしはブランコに乗りたいけど…
ブランコを囲う柵にその人は座っていて
しかもブランコ側を向いている。
気まずいけどここへ来てブランコに乗らないなんて無理!もうこの際何も気にせずいつも通りこの公園で過ごそう。
携帯の画面を見ながら気を紛らわせて、ブランコへ直行したその時
雲の隙間から月の光が二人を照らしたんだ。
「えっ……えーー!
なんで?ここで何してるの?」