イビツな花火〜my story〜
「……うぇ〜ん。麻耶〜〜」
わたしはギュッと握っていたメザイクを手から離して麻耶に抱きついた。
すると横にいたみぃは冷静に説明し始めた。
「彼氏から朝の4時に電話がきて、
話が合わないから付き合えないって振られたんだって〜」
「え〜そうなの?かわいそう」
「え〜ん。かわいそうでしょ?慰めてぇ〜」
わたしの背中を優しくさする麻耶は
ヒソヒソと小さな声でみぃに聞いた。
「なんで振られたの?」
みぃも負けじとヒソヒソと
「だぁかぁらぁ〜
は、な、し、が、合、わ、な、い
って振られたの‼︎」
「そうなんだぁ〜。
………亜由菜と話し合う人なんているのかなぁ?」
相変わらずヒソヒソ、ゆったり話す失礼な麻耶に抱きつくのをやめた。
「全部聞こえてるのわかってて
言ってるでしょ?」
「……う…うん。」
笑っている2人を睨みつけると、
何故かわたしまで一緒になって笑っていた。
「も〜真剣に聞いてよぉ〜」
トイレに響き渡る迷惑な大きい声は、
この瞬間だけ少し明るくなった。
わたしはギュッと握っていたメザイクを手から離して麻耶に抱きついた。
すると横にいたみぃは冷静に説明し始めた。
「彼氏から朝の4時に電話がきて、
話が合わないから付き合えないって振られたんだって〜」
「え〜そうなの?かわいそう」
「え〜ん。かわいそうでしょ?慰めてぇ〜」
わたしの背中を優しくさする麻耶は
ヒソヒソと小さな声でみぃに聞いた。
「なんで振られたの?」
みぃも負けじとヒソヒソと
「だぁかぁらぁ〜
は、な、し、が、合、わ、な、い
って振られたの‼︎」
「そうなんだぁ〜。
………亜由菜と話し合う人なんているのかなぁ?」
相変わらずヒソヒソ、ゆったり話す失礼な麻耶に抱きつくのをやめた。
「全部聞こえてるのわかってて
言ってるでしょ?」
「……う…うん。」
笑っている2人を睨みつけると、
何故かわたしまで一緒になって笑っていた。
「も〜真剣に聞いてよぉ〜」
トイレに響き渡る迷惑な大きい声は、
この瞬間だけ少し明るくなった。