『an Innocent Party』
そんな楽観的な考えをしていると、いよいよ説明も終盤にさしかかった様だ。 
「では皆様、何か質問がお有りの方はいらっしゃいますか?
今回は特例であり、権利の行使にはあたりません」


「結局ペナルティってなんなんだよ?」
沈黙を破ったのは高山さんだった。 
こういう時は彼の存在がありがたいかもしれない。 

「申し訳ございませんが、それにつきましてはお答えする事ができません」


「なんだよ。役に立たねぇな」
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