ふたりだけのアクアリウム
あとがき
『ふたりだけのアクアリウム』を最後までお読みいただいた、心優しい読者の皆様。
そう、あなたです!
どうにか完結までこぎつけることが出来ました!
ありがとうございます!
前回のオフィスラブの話を書いた時に、社内恋愛のありとあらゆる恋愛パターンは他の作家さんが書き尽くして、発想力のない私にはもう書けない!と思い、「これが最後のオフィスラブ」と宣言していたのですが。
か、書けました(笑)
ただし、万人受けしないオフィスラブでしたが……。
どうしてこう、私の書く話は地味なんでしょう!
分かってます、相手のヒーローが地味だからです。分かってはいるのですが、地味な人が好きなので結局そこに行きついてしまうという悲しい現実(笑)
今回のヒーローに当たる(ヒーローらしくないけど)沖田一路という人なんですけど、まあ、あまり口数が多くないので。
ペラペラしゃべるのもおかしいかと思って逸美を好きになったきっかけとか経緯は書きませんでした。
なんというか、ちょっと遠くから一歩引いてずっと見ていてくれた人という表現が一番近いのかな。
そんな感じなんです。
言い方を変えると、話すキッカケをうかがってたみたいな。
最初に逸美を部屋に誘った日が、キッカケになったんでしょうね〜(まるで他人事)
本当はコメディ要素満載にしようかと思っていたのですが、私が書いた他のふたつのオフィスラブがコメディだったので、今回はしっとりさせた……つもりです。
なってなかったらすみません。
小学生の頃に熱帯魚を飼っていたので、そういう共通の趣味を通して近づいていくのもいいな、とメインにもってきました。
色々調べて水草水槽というのがあると知り、作品に登場させたりして。
調べてるうちに楽しくて、執筆時間が無くなったり(これしょっちゅうあります)。
最初は気弱で頼りなかった沖田が逸美のために少しずつ変わり、逸美も彼のおかげで失恋を乗り越えて、今度こそ本当の幸せを掴めた〜という姿を書けたのではないかと自己満足しております!
いやぁ、私の筆力の問題なんですけど、ラブな(笑)シーンを書くのが苦手でして。
もうすっ飛ばしたいくらい苦手で。
今回もほぼすっ飛ばしました。
もっと勉強します。。。
最近、話を思いついて書き始めても完結になかなか持っていけないことがあって、ものすごく反省しています。
プロットは立てるのですが、書いているうちに絶対ズレてしまうんですよね……。
次回はこんなことがないように頑張りたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします!
うだうだ書いてしまいましたが、平坦であっと驚くような展開も何も無い、生あたたかい作品になりました。
そんな作品を最後までお読みいただきまして、改めて本当にありがとうございました!
次回作は、まだ何も考えてませんが早めに始動したいと思います!
では、またいつか。どこかで。
柴本 奏