天使か悪魔か


相手に見られないようにフードを下に引っ張る。



私の言葉は聞きもせずに勝手に話し出す相手。


「私は、美華!與 美華よ!

あ、あそこの公園のベンチ人いなくていいわね!

ね、あっちで話そう!」




「うわっ、おっ、おい!

ひっぱるなよーーーー!」



美華は物凄い勢いでベンチにひっぱっていく。


もう!私に拒否権ないじゃない!
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