天使か悪魔か
それでもこうして接してくれる事が嬉しくて。


「もちろん!」


気づいたらそう答えていた。

私は自分の事が良く分からない。
いつの間にか人を信じれなくなった。

こんな自分を変えたい。
いつも思っていた。

これはそんな私へのチャンスなのかもしれい。



「そうと決まれば下っ端に報告しよー!」


テンションの高い豹真が言う。


「あぁ、そうしよう。
豹真、集めてくれ」


雄斗の言葉に了解っと言って豹真は指示を出す。


「全員並べて!
話があるからなー!静かにだぞ!」



馬鹿な豹真でもみんな言う事聞いてくれるんだ…


「愛、顔に出てるぞ!
俺は馬鹿でもみんなから信頼されてるんだからなー!」


あら、いけない。


「豹真、お前が1番静かにしろ」


碧依が黒い笑みでも笑っている。

ひと通り静かになったところで雄斗が話し出す。
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