天使か悪魔か


「いい加減に失せてくれない?
あんたみたいな地味子でブスがいると目障りなの」

ほら、こんな風にね。



先輩やら同じ学年の子、さらには他校の子が順番にくるからキリがない。


それに私は今茶髪に腰までのロングヘアーのカツラで瞳も茶色のカラコンをしてる。


そんなに地味かしら?
いくら変装と言っても地味にしすぎても意味ないと思うから程よいくらいにしてあるつもり。



「先輩いい加減にして頂けません?
私が誰といても関係ないじゃありませんか。」


「なによその言い方!
あんた図々しいのよ!」


そう言うと先輩は手を大きく振り上げビンタした。



今日の先輩はレディースの総長。
流石、一般人や財閥の令嬢と違って痛い。



私が黙っていると

「これで懲りた?
早く消えてよね」


そう言ってゾロゾロとみんな帰っていった。
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