天使か悪魔か
「この子、懲りてないみたいだし?
ムカつくからめちゃくちゃにしちゃってよー!」
楽しそうな女子達。
「うわ、女子ってやる事エゲツねーなー」
そう言いつつも乗り気な男達。
「この子可愛いし?
こーゆー時はゆっくり堪能しなきゃな」
2人が私を抑えてもう1人の男が近づいてくる。
制服に手を伸ばし、ボタンが1つずつ取られていく。
「……いっ………や……」
声が出ない。
今すぐにでも振りほどきたいのに。
それが出来ない。
凄く怖い。
前にもこんな風に感じた出来事があった気がする。
震えが止まらない。
息をする事さえままならない。
男達も私の異変に気付いたのか手が止まる。
「おい、こいつの反応なんかヤバくね?」
「お、おう…普通じゃねえぞ」
「ちょっと!何怯んでるのよ!
こっちはお金も出してあげてるんだからしっかりしなさいよ!」