となり。













「まぁお前が楠田のこと好きなら何も言わねぇけど、ほどほどにな。
マジで厄介だから」

「いやいや千秋のことはそういう好きじゃ…」



ないよって言いかけた瞬間、先生に口を押さえられた。



「黙って」



階段の柱に上手く隠れるようにして後ろから私の口を手で押さえる先生。


私には理解出来なかった。


てか、なにこの状況…先生に後ろから抱きしめられてるような感覚。


体と体がくっついてて火照る。


先生は身長が高いからすっぽり収まる私。


…やだ。心臓バクバクしてる…。


こんな至近距離だと先生に聞こえちゃいそう。



「…あの、せんせ…い?」

「…よし。もう大丈夫」



やっと解放されて、息を整える。












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