となり。













「先生どうしたの…急に」

「あれ」



そう言った先生の視線の先をみると、うちの学校の生徒が歩いていた。


な、なるほど…。


こんなところで私と先生が話してるなんてバレたらやばいもんね!



「悪い。苦しかったか?」

「え…」

「顔赤いから」

「ううん…平気っ!じゃあまた明日ね!」



ばかばかばかばか!!


顔赤いのは先生のせいじゃん…。


たしかに苦しかったのもあるけどさ…


あんな後ろから至近距離で…


ああっ!もう!考えただけで頬が熱くなる。


勢いよくドアを開けて部屋に入るとベッドにダイブした。


本当…私どうしちゃったんだろう。


先生のこと思い出すとドキドキして…


すんごい嫌いで嫌な人のはずなのに。


もう明日学校行きたくない…先生の顔見れないよ…。














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