となり。












ラブラブしてる二人を羨ましく思う私。



「朝霞さんは彼氏いないの?千秋なんてどう?」

「ん〜、千秋とはただの幼馴染だよ〜」

「朝霞さん的にはそう思ってるんだね?」



朝霞さん的には??


千秋的にもそうでしょ!



「まぁ凛子には近くに男が二人もいるからねっ♪」

「二人…?」

「千秋くんと〜あの人だよ!」

「え?誰?いなくない?」



そう言った私に愛佳が「ニッセンのことだよ」と耳打ちしてきた。



「い、いやっ、その人は違うもん!」

「え?なにその反応〜もしかして何かあったのかしら?昼休み白状せよ!」



キーンコーンカーンコーン


いいところでチャイムが鳴って、先生が爽やかスマイルで入ってきた。



うわぁあ…先生のこと全然見れない。



「朝霞さん耳赤いよ?大丈夫?」

「だ、大丈夫…!」



後ろの稲葉くんにそう言われて耳を抑える。


だって〜…だって〜!!!













< 62 / 69 >

この作品をシェア

pagetop