となり。









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翌日。


先生と家を出る時間が被らないようにと私は早めに学校を出た。



………


誰もいない教室。


暇すぎる…。


ちょっと早く出過ぎたかも。



「あ、あの…」



ドアの方から声がして振り向く。



「あ、この間の…?」

「どうも…。この間はお話入っちゃってすみませんでした」



と言うあの美女後輩!


今日も綺麗すぎる…眩しい。



「あ、誰かに用かな?」

「蓮はまだ来てませんか?」

「私以外誰もまだ来てないけど…」

「そうですか…。伝言お願いしてもいいですか?」

「うん。いいよ何?」

「蓮に昼休み来てと伝えてください」

「分かった。伝えておくね!」

「ありがとうございます。あ。私…水瀬泉っていいます」

「私は朝霞凛子。…って私の名前なんてどうでもいっか!あはは」

「いえ…凛子先輩のことは千秋先輩の話で知ってたので」

「え、千秋?」

「あっ…やだ。何でもないですよ!それでは伝言お願いします」

「うん…」













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