明日を想う ~アスオモイ~
そんな会話を横で聞きながら、

私は車に乗り込んだ。

「あきくんも、乗ってく?」

「いえ、そう遠くないので…。」

「そっか、今日はありがとね。」

「はいっ、」

私は日記に付け足した。

”クラスの いや、初恋の大塚 亜輝くんは
私の彼氏になりました。”

と。

「じゃあね、佑香。 また明日。」

私には初めて使う”また明日”

「うん、また明日。」

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