一つだけの好き
第1章 嫌い
出会った頃の私たち。こんなに仲がい
いのに、お互いに何も感じていなかった
ね。はじめて、笑いあった日。はじめて
、抱きしめてくれた日。私にとっては、
すべてがすべてはじめてだった。でも、
変わらなかったのはきみだけだよ。私の
心には、つねに、好きと嫌いが入り混じ
ってたんだよ。そんなことも知らないき
みが、大嫌いでした。