しずく
「思い出の海の真ん中に満月の夜に雫がいるところまで伸びてる道があるの。だけど振り替えちゃダメ、絶対に」
と、言い終わるとおねえさんは立ち上がった。
「待って、おねえさん!思い出の海ってなあに?」

おねえさんは立ち止まって振り返って言った
「美里ちゃんが大きくなったら解る事だよ。」
< 14 / 15 >

この作品をシェア

pagetop