ホラー映画
携帯が鳴った。アミからだ。
「ねぇ、ユウ……!」
そう言うとアミは泣き出した。携帯ごしでも分かる。一体何があったんだ。
「アミ……?どうした?何があったの?泣いてるだけじゃ分からない」
「テレビ……テレビ見て!」
テレビ?何か感動するものがあるのだろうか。
ユウがテレビをつけると「女子中学生変死体」。変死体……イヤな響きだ。この変死体が何なのか、アミは答えようとしない。ただ、泣き叫んでいる。
「アミ、この変死体が何なの?」
「違う……そうじゃなくて、貸してくれたじゃん。悲しき復讐って本」
「ああ……それね」
ユウは安堵のため息をついた。誰かが変死体なんて、想像したくもない。
「あのね、悲しき復讐がドラマ化だって!」
「……それぐらいで泣く?」
「だって、明石役が大好きな藤間悠介なんだもん……」
「そうなんだ」
「うん……そう……じゃあね」
……無駄な電話だ。明日学校で話せばいいのに。アミはいつも無駄な電話をよくかけてくる。そんな所がまたアミらしい。
「ねぇ、ユウ……!」
そう言うとアミは泣き出した。携帯ごしでも分かる。一体何があったんだ。
「アミ……?どうした?何があったの?泣いてるだけじゃ分からない」
「テレビ……テレビ見て!」
テレビ?何か感動するものがあるのだろうか。
ユウがテレビをつけると「女子中学生変死体」。変死体……イヤな響きだ。この変死体が何なのか、アミは答えようとしない。ただ、泣き叫んでいる。
「アミ、この変死体が何なの?」
「違う……そうじゃなくて、貸してくれたじゃん。悲しき復讐って本」
「ああ……それね」
ユウは安堵のため息をついた。誰かが変死体なんて、想像したくもない。
「あのね、悲しき復讐がドラマ化だって!」
「……それぐらいで泣く?」
「だって、明石役が大好きな藤間悠介なんだもん……」
「そうなんだ」
「うん……そう……じゃあね」
……無駄な電話だ。明日学校で話せばいいのに。アミはいつも無駄な電話をよくかけてくる。そんな所がまたアミらしい。