サプライズ★フィナーレ
ああ……
このまま目の前のの二つの黒い珠に吸い込まれ、翔と一つに溶け合ってしまいたい……
そんな想いで、うっとりとしたまま翔を見つめ続けるけど、次第に沈黙に耐えられなくなり、サッと目をそらせてしまった。

だってこんなに長い間、翔と見つめ合うなんて今までなかったもの。

また胸の鼓動が走り出し、照れながら視線を落とした。

……どうしよう?

何か言ってよ、お願い……。

もしかして、私とのkissにガッカリした?

これだから処女は……って、呆れてるのかもしれない。
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