サプライズ★フィナーレ

昨夜の衝撃を遥かに越える超衝撃が、私に襲いかかってきた。

『今夜も抱いてやるよ』

………………………………………嘘。

あのまま翔に？

しかも記憶がない……なんてあり？
そんなことより、私達……禁断の果実を食べてしまったの？

誰にも言えない、知られてはいけない禁忌を犯してしまったの？

私は、信じられないまま呆然と真上の翔を見上げるけれど、翔は真夜中と同じ熱っぽい瞳で、今にもトロけそうなkissを降り注ごうとしてるように見えた。

甘い瞳に見つめられた私は、まるで魔法にかけられたように瞳を閉じかけるけれど、ハッ！ と我に返り顔を横に向けた。