サプライズ★フィナーレ
「……嘘よね? またからかってるだけよね」


私は、出来るだけ翔の危うい視線から遠ざかる為、ベッドに顔を押し付け恐る恐る問い掛けてみた。

でも翔は、黙ったまま何も答えず、控えめな溜め息を付くだけ。

何? その哀愁漂う溜め息……
本当に本当に私達……シちゃったの?

初めての上、あまりに刺激的すぎて記憶とんじゃったとか?

……凍り付いた表情で、頭の中パニクり全開!

翔は、そんな私の耳に、また唇を近付け息を吹き掛けるてくるから、私は少し奇声を上げて翔を見上げた。

その瞬間、最高にニヤリ!
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