サプライズ★フィナーレ
「善は急げって言うだろ? 幸せの流れは、さっさと乗っちまう方がいいんだよ。……ぶっちゃけ、そりゃ早く抱きたいに決まってる。好きな女抱きたいと思って何が悪い? 男なら当たり前だろ。けど別にそんなの籍入れなくたって、その気になりゃいつだって出来る。今すぐだって抱きたい。てか、エリならいつだって抱きたい。今までだってこのまま……何度そう思ったか。超マジで俺の理性に拍手喝采だし。……女には、わかんねーよ。好きな女と二人きりでいて手出し出来ないっつう拷問が、どんだけ苦しいかなんて。……ああ! マジ体感させてやりたいわ。……真面目にさ、俺にとってエリよりイイ女なんて、この地球上のどこにも存在しない。他の女なんてどうでもいいんだ。エリさえいてくれれば……エリだけそばにいてくれたら、それでいい。本気でそう思ってる。エリだけが唯一俺の全てをかき乱す存在で、全てが欲しい……欲しくて堪らない女だから。そう思えるのは……好きでもなんでもない女しか抱いてないから。でももうシない。エリ以外、絶対抱いたりしない。だからエリも俺以外の野郎なんて絶対に知るなよ……絶対に」