サプライズ★フィナーレ
はぁ……
しばし、放心状態の私。
こんなにこんなにドキドキしたのは、きっと初めて。
翔が、離してくれなかったら、心臓壊れていたかも。
男性経験なしの私には、あまりに刺激が強すぎて、気が付くと放電してしまったように、そのままペタンと座り込んでいた。
目を閉じると、翔の爽やかな香りと男らしい温もりが甦り、再び体温が上昇したように感じられた。
でもまだ四月上旬の二十二時過ぎ。
すぐに身体は、冷えてしまう。
私は、力の抜けた身体でゆっくりと立ち上がり、もう一度バスルームに戻ることにした。
そして今度は、普通のシャワーを思い切り頭から浴び始めた。
激しい粒たちが、この胸の奥深くに封印されている秘密を、全て洗い流してくれることを願いながら。
そしてこの揺れ動く想いが、再び悲しみの粒を集め出さぬよう願いながら、浴び続けた。
そして同時に、この疲れた心をすっかり癒してほしい……
そう強く願いながら、長い時間浴び続けていた。
しばし、放心状態の私。
こんなにこんなにドキドキしたのは、きっと初めて。
翔が、離してくれなかったら、心臓壊れていたかも。
男性経験なしの私には、あまりに刺激が強すぎて、気が付くと放電してしまったように、そのままペタンと座り込んでいた。
目を閉じると、翔の爽やかな香りと男らしい温もりが甦り、再び体温が上昇したように感じられた。
でもまだ四月上旬の二十二時過ぎ。
すぐに身体は、冷えてしまう。
私は、力の抜けた身体でゆっくりと立ち上がり、もう一度バスルームに戻ることにした。
そして今度は、普通のシャワーを思い切り頭から浴び始めた。
激しい粒たちが、この胸の奥深くに封印されている秘密を、全て洗い流してくれることを願いながら。
そしてこの揺れ動く想いが、再び悲しみの粒を集め出さぬよう願いながら、浴び続けた。
そして同時に、この疲れた心をすっかり癒してほしい……
そう強く願いながら、長い時間浴び続けていた。