サプライズ★フィナーレ
「コアラ抱っこは、仲良し抱っこ。ママだ~いすき」
「ぼくも~」
「あかりも~」
「嬉しい、ありがとう。じゃあママは、夕飯の仕度するね。翔、お願い……?」
いつもなら、すぐに二人を引き取ってくれるのに、なぜか愛翔の後ろに座り込み、私達三人を足で挟んでスッと私の頬を取ってみせた。
「まだいいじゃん。久々に夕飯前に帰宅したし、エリ……愛梨の行きたがってたイタリアン食いに行こうぜ。たまには、お前も息抜きしねーと」
翔は、子供達が生まれてから、私を"愛梨"と呼ぶようにしている。
子供達が、私の名前を間違えて覚えない為に。
でも長年の癖で、まだ"エリ"が出てきてしまう。
「本当? 嬉しい。でも明後日からパリコレだし、日本食でいいよ。しっかりチャージして頑張ってきて」
「……やっぱ飯より愛梨とのチャージがいい。……から、早く寝かしつけて……いい?」
翔は、ほんのり紅く頬を染めて頷くと、嬉しさ隠し切れないといった表情をしてみせた。
そして徐々に男の色気をまとい出すから、私の胸は高鳴りを感じ始める。
同時に女の蕾が花開き始めるのを感じながら、近付く吐息を受け入れる為、ゆっくりと目を閉じて行く。
……翔、愛してる。
この無限なる想いは、この先もきっとずっと消えやしない。
例えいつの日か、あなたが宇宙の果てへと旅立ったとしても、この光輝く至高の愛は決して消えることなく、あなただけをずっと愛し続ける。
「……愛梨……愛してる」
「……私も……愛してる」
きっと生まれる前からずっと……
翔……あなただけを。
*~Fin~*
「ぼくも~」
「あかりも~」
「嬉しい、ありがとう。じゃあママは、夕飯の仕度するね。翔、お願い……?」
いつもなら、すぐに二人を引き取ってくれるのに、なぜか愛翔の後ろに座り込み、私達三人を足で挟んでスッと私の頬を取ってみせた。
「まだいいじゃん。久々に夕飯前に帰宅したし、エリ……愛梨の行きたがってたイタリアン食いに行こうぜ。たまには、お前も息抜きしねーと」
翔は、子供達が生まれてから、私を"愛梨"と呼ぶようにしている。
子供達が、私の名前を間違えて覚えない為に。
でも長年の癖で、まだ"エリ"が出てきてしまう。
「本当? 嬉しい。でも明後日からパリコレだし、日本食でいいよ。しっかりチャージして頑張ってきて」
「……やっぱ飯より愛梨とのチャージがいい。……から、早く寝かしつけて……いい?」
翔は、ほんのり紅く頬を染めて頷くと、嬉しさ隠し切れないといった表情をしてみせた。
そして徐々に男の色気をまとい出すから、私の胸は高鳴りを感じ始める。
同時に女の蕾が花開き始めるのを感じながら、近付く吐息を受け入れる為、ゆっくりと目を閉じて行く。
……翔、愛してる。
この無限なる想いは、この先もきっとずっと消えやしない。
例えいつの日か、あなたが宇宙の果てへと旅立ったとしても、この光輝く至高の愛は決して消えることなく、あなただけをずっと愛し続ける。
「……愛梨……愛してる」
「……私も……愛してる」
きっと生まれる前からずっと……
翔……あなただけを。
*~Fin~*