友情は初恋と引き換えに
笑顔
工藤side
「好きです!付き合ってください!」
「私も龍人君と付き合いたい…です」
偶然見てしまった告白現場。
「まじかよ…」
誰にも聞こえない声で呟いた。
足音を立てないように気をつけながらそっとその場を立ち去る。
今、海崎から告白してた…よな?
つーことは…。
俺は教室に向かって走り出した。
どこにいるかはわかんねえけど、とにかく片っ端から探すしかない。
海崎が進んだ…ということはあいつが…如月が…。
泣いてるかもしれない。
いや、俺が行ったところでなんて声をかけたらいいのかわからない。
泣き止んでくれるかどうかすら…。
もはや笑ってくれるなんてことはないと思う。
はぁ…なんだけ笑わせるって言っといて情けねぇ。
でも……。
とにかくそばに居てやりたい。
笑うのはその後でいい。
その時は必ず俺が笑わせてやる。
だって…如月は…俺の…。
…………とにかく急ごう。
「好きです!付き合ってください!」
「私も龍人君と付き合いたい…です」
偶然見てしまった告白現場。
「まじかよ…」
誰にも聞こえない声で呟いた。
足音を立てないように気をつけながらそっとその場を立ち去る。
今、海崎から告白してた…よな?
つーことは…。
俺は教室に向かって走り出した。
どこにいるかはわかんねえけど、とにかく片っ端から探すしかない。
海崎が進んだ…ということはあいつが…如月が…。
泣いてるかもしれない。
いや、俺が行ったところでなんて声をかけたらいいのかわからない。
泣き止んでくれるかどうかすら…。
もはや笑ってくれるなんてことはないと思う。
はぁ…なんだけ笑わせるって言っといて情けねぇ。
でも……。
とにかくそばに居てやりたい。
笑うのはその後でいい。
その時は必ず俺が笑わせてやる。
だって…如月は…俺の…。
…………とにかく急ごう。