友情は初恋と引き換えに
☆*:.。. .。.:*☆
「はっ…はっ…はっ…」
教室のドアが見えてきた。
「…ふぅ…」
深呼吸をしてゆっくりとドアのガラスから中をそっと覗く。
中には外を眺める如月。
外を眺めながら泣いて……。
「……ありゃ?」
如月は全く涙なんか流してなかった。
むしろ、少し苦しそうにだけど微笑んでいた。
「俺の無駄な心配だったか…?」
泣いてはいないが、全然辛くないわけではないだろう。
今ここで俺ができることは見守ること、そっとしておくこと。
「…帰るか」
俺は教室を後にした。
「はっ…はっ…はっ…」
教室のドアが見えてきた。
「…ふぅ…」
深呼吸をしてゆっくりとドアのガラスから中をそっと覗く。
中には外を眺める如月。
外を眺めながら泣いて……。
「……ありゃ?」
如月は全く涙なんか流してなかった。
むしろ、少し苦しそうにだけど微笑んでいた。
「俺の無駄な心配だったか…?」
泣いてはいないが、全然辛くないわけではないだろう。
今ここで俺ができることは見守ること、そっとしておくこと。
「…帰るか」
俺は教室を後にした。