友情は初恋と引き換えに
「まってまって、私もジュリエットと兼用で運営側やりたかったの!」



そこで飛び出してきたのはまゆだった。



「え⁉︎そうだったの⁉︎」



私の緊張が一気に解けていつもの口調に戻っていく。



もともとまゆを誘う予定だったし、都合がいいって言えばそうなんだけど…。



びっくりする私に、まゆがウインクをしてきた。



え……。



「つむぎ1人じゃ頼りないじゃん!」



「まゆ……」



そこで私はまゆの優しさに気がついた。



ちゃんと私のことも考えてくれてたんだ。



1人にならないように。



文化祭が楽しめるように。



ありがとね。



「ま、まぁそこまで言うなら…」



陽奈乃ちゃんも私達に押されて了承してくれた。



こうして役割決めは全て無事?に終わることができた。


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