電車の中で
「ぁ・・・だって・・・・生の・・・・好・・・・・に・・・。」
「え?なんて?」
「あたしだって・・あたしだって・・・劉生のこと好きなのに・・・。」
「え?今なんて言った?」
劉生の一言で瑠莉ゎわれに返った。
「え・・・・あ・・・・。」
「ねぇ・・・なんて言ったの?」
「・・・劉生のこと好きって言ったの。」
「だれが?」
「あたしが。」
「え?ちょ待って!パニクってごめん!」
「うぅ・・・・うぅ・・・・」
「瑠莉って俺のこと好きなん?」
瑠莉ゎこの問いかけに静かに首を縦に振った。
「うん・・・劉生がミカを好きでも・・・」
「えっちょ待って!俺ミカ好きぢゃないから!」
「え?好きな子ってミカぢゃないの?」
「俺が振ったって聞いたでしょ?」
「あ!そーいえば言ってた・・・。ぢゃあ誰なの?好きな子って・・・」
「もー瑠璃って本当に鈍感なんだな!それと、俺の好きな女の子ゎ今目の前に居る子!わかった?」
―――――――え・・・・・・?
「劉生?今・・・なん・・・て・・?」
「だーかーらー。俺の好きな子ゎ、瑠璃っつってんの!わかった?」
「本当に・・・・?」
「本当の本当!!!」
う・・・そ・・・・・信じらんない・・・・
でも劉生があたしのこと好きって言った・・・!
そう思うと涙が一気に溢れ出した。
「う・・・・うあぁぁぁぁぁぁぁぁん」
「よしよし。泣くな泣くな。」
そう言うと劉生ゎ、瑠璃の涙にそっと唇を当てた。
「泣いたら、かわいい顔が台無しだぞ?」
「うん!」
こうしてあたしたちゎ両思いになった。
< 11 / 12 >

この作品をシェア

pagetop