電車の中で
あっ!そーだ!ミカに相談してみよ!!
「ミカー今日、ちょっと話す時間ある?」
「OK~じゃー学校おわってからマックいこー。」
「ありがとー。」
キーンコーンカーンコーン―――。
「瑠莉ー行くよぉー。」
「はあい、ちょっと待ってえ。」
「はぁやぁくぅー。」
「あっ!いたいた!劉生ー。今日、一緒に帰れないよー。ごめんねぇ。」
「ん?あーいいよ!でも、明日は一緒に帰ろうな?」
「うん!!」
瑠莉はそう返事をした。
「ミカーおまたせ★」
「おっそーい!!ったく。じゃあ行こっか。」
「うん!!」
――いらっしゃいませ――
「で?話てTなあに?どーせ劉生くんのことでしょ?」
「え?すごっ!なんでわかったの?」
「瑠莉の考えてることなんて見え見えだもん。」
「そっか。」
「で?なによ?」
「んとね。この間ご飯の前にお茶買いにいったんだ。そんときに劉生誰かに告られてたみたいで・・・。」
このとき、ミカの表情が一瞬曇った。
「うん。」
「でね、断ってたんだけど、その断り方が、好きな人だ居るっていう断り方だったの。で、気になってしょうがないの。どーしたらいい?」
「ぷぷっっ。」
「な、なに?」
「やーっぱ瑠莉可愛いね?」
「え?なんでぇ?」
「それと好きな人なんて1人しかいないでしょ?」
「誰?誰なの?」

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